日本を代表する民謡の一つであり、北海道指定無形民族文化財にも指定されている「江差追分」ですが、追分節は江戸時代から信州中仙道で唄われた馬子唄がルーツで、200年ほど前に船頭たちが舟歌として唄ってきた民謡です。
その江差追分の貴重な資料が展示されている「江差追分会館」というのが北海道檜山郡江差町にあります。貴重な資料が展示されている会館まであるなんて、さすが日本を代表する民謡のひとつですよね。
ということで、今回ご紹介するのは、この「江差追分会館」です。
「江差追分会館」は、北海道檜山郡江差町にあり、地元文化を伝承するために1982年に町民や愛好者の厚意により建設されました。館内には、江差追分の生い立ちや変遷をたどるさまざまな資料が展示されていたり、漁家の内部が再現されていたり、江差追分全国大会や古い追分名人の唄をヘッドホンで自由に聴くこともできます。
また、4月下旬から10月までは、江差追分の実演が毎日行われていたり、5月3日~6日と、8月8日・9日には、餅つき囃子などの郷土芸能の特別実演も行われています。
畳敷き桟敷席の広さは約百畳もあり、ゆったりとくつろいで、本場の江差追分を堪能することができるようになっています。
他にも、200インチもあるスクリーンで江差追分の源流・変遷・全国大会等が紹介されている“スクリーン上映”や、地元の師匠が追分を教えてくれて江差追分の指導を受けることができる“追分道場”などがあります。追分道場は、開館時間内であれば一年を通して江差追分の指導が行われていて、町民だけでなく誰でも教えてもらえるんですよ^^こういうところって見るだけなイメージがあったけど、自分も教えてもらえるのは楽しめていいですよね^^
“追分資料室”では、差追分を音声と映像で見ることや歴代優勝者の唄を聴くことができ、“追分節の源流と足跡”、“飯島コレクション視聴室”、“追分文庫”などの貴重な資料も展示されています。
貴重な資料や江差追分の実演を楽しめるだけでなく、レストランも併設されていて、江差名物のにしんを使ったにしんそばを食べる事もできます。
江差追分について知ることができたり、生演奏を見たり、教えてもらたりと、民謡を身近に感じられるスポットなのではないでしょうか。
民謡が好きなら何かと楽しめるようになっていると思います。お腹が空いたら江差名物を食べることもできるし(笑)江差追分についてあまり知らない人でも、江差追分会館へくれば、ハマってしまうかもしれませんよ♪
こういうスポットを訪れることで民謡を知るきっかけにもなると思うので、たくさんの人に知ってもらいたいし、大事にしていきたいですね^^