「北海タント節」(hokkai tannto bushi)

元は炭坑で働く人々によって歌われた労働歌で、「北海炭坑節」が変化したもの。
“タント”、“あいこのじょうさく”、“そのわけだんよ”などのフレーズは、「津軽タント節」「秋田タント節」「山形タント節」にも見ることができ、この唄にも北海道の入植の歴史を感じることが出来る。

①http://youtu.be/fDce9_j9eWk
②http://youtu.be/XEgzsuNSAyE

ハアー 一つ日の本北海道に
生きるこの身の 有り難や 有り難や
蝦夷はよいとこ 野も山も
昇る朝日に うろこ波
黄金白銀 タントタント
あいこのじょうさく
そんわけだんよ

ハアー 二つ二人の 共稼ぎなら
荒い波風 いとやせぬ いとやせぬ
逢いに北見の鴻の舞(こうのまい)
拓北原野(たくほくげんや)の 真ん中も
共に手を取り タントタント
あいこのじょうさく
そのわけだんよ

ハアー 三つ港や 入船出船(いりふねでふね)
あいの連絡 宝船 宝船
花の函館 夜知らぬ
なぞは手宮の 古代文字
思案顔して タントタント
あいこのじょうさく

そのわけだんよ
(動画ではここで終わり)
ハアー 四つ夜明けの 鐘鳴り渡る
都札幌 人通り
遠い流れの 石狩川に
可愛い鈴蘭 ういて来る
秋は秋味 タントタント
あいこのじょうさく
そのわけだんよ

ハアー 十に豊栄 お国の宝庫
拓け山から 港から
日本はせまいと 言うけれど
見せたい我等の 北海道
海の幸山の幸 タントタント
あいこのじょうさく
そのわけだんよ